2005年07月15日

R&A、Doあるのみ

隣のテーブルでは、家族連れがBBQを始めた。
小さい子供達は大人たちの酒盛りに嫌気して浜辺に降りていく。
それを追いかけて、お母さん達は玩具を片手に後ろをついていく。

大学生くらいの団体。
男達はビーチバレーに明け暮れる。
女の子は、それを遠巻きに見ながら、手押し相撲を始めた。

若い米兵ふたりがやってきた。
その手にはアメフトのボール。
スクリューボールを投げ合っている。

平和だ。
この、茜色の陽に照らされた場所は、本当に平和だ。

R&A、Doあるのみ

ふと、気付いた事。
座っているベンチと海岸までの直線上に、ビキニの女の子がひとりで
ビーチマットに腰掛けている。
夕陽を眺めて早30分、他に人影が来る様子はない。

まったりとしたサンセット鑑賞が目的ではあるが、そりゃあ女の子も大好きなもので。

リサーチしよう。そうしよう。

ビールを片手に、砂浜に近づく。
彼女のビキニの結び目だけを凝視しながら途中まで進み、3メートルほど脇を
すり抜け、そのまま波打ち際まで。
ビールと波打ち際をカメラに収め、海水を手遊びしてから回れ右。
リサーチ開始。

1. ルックス:可愛い!!
2. 状況1:ビーチマットの上にはピンク色のビーチバックが二つ。女子二人組だな。
3. 状況2:相方が帰ってこないので、ちょっと飽きた様子。少し眠そう。

アナリシス開始。

1. オトコの影はないが、万が一ということもある。
2. 顔立ちからして、ウチナンチュと見た。
3. 遊泳終了時刻まで残り15分。もう一人が帰ってくるまで時間はほとんどない。

ストラテジー立案開始。

1. 万が一を考えて、声をかける第一声はこうだ。
   「カレシが戻ってくるまで、隣いいかな?」

  →彼氏(男)と来てるなら、字面どおりの対応だろう。普通に断られるかも。
  →女だけで来てるなら、「え~、彼氏じゃないですよ」と来るはずだ。

2. で、ヤマトンチュらしさをアピールするために
   「今日は宜野湾なんだけど、本島で一番オススメのビーチってどこ?」

  →彼女の郷土愛をかき立てる質問で、押しまくれ!

3. で、相方が帰ってきたら
   「俺、一人だから飯とか寂しいんだよね。ちょっと付き合ってよ」

  →2対1なら警戒心も下がるはず。

どうしよう、俺完璧じゃね?
よし、あとは行動あるのみ。


・・・・・あれ?
もう相方戻ってるや。予想通りオンナノコだね。
え?片付け超早いんですけど。
そのままシャワー行っちゃうの?
ああ・・・・・SA・YO・NA・RA・・・・・


ということで、遊泳禁止後もそのまま海を見続け、ヨード卵光のような夕陽は
見る見るうちに小さくなり、海に溶けていったのであった。
R&A、DoあるのみR&A、Doあるのみ


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